読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

くうねるだす

信州大学4回生の自然派ブロガー。 おいしいものがすき。おさけも少々。

剣山は登山初心者にもおすすめの美味しすぎる百名山だった

アウトドア アウトドア-登山 旅行 旅行-国内
シェアする!
【スポンサーリンク】

四国と聞くと「うどん・阿波踊り・鰹・みかん」と素朴なワクワクが止まらなくなるのは僕だけだろうか。

 

ところが、ハイカーの場合のそれは「うどん・剣山・鰹・石鎚山」となっていて、四国に行こうものなら、まずその2つの山に登らずにはうどんも喉を通らないと、そんな有様である。

 

それでも僕は、美味いものを食べつつ山にも登りたい。会社からGWの休みを唐突に言い渡され3日間頭を抱えて悩んだ挙句、西日本の百名山をゴッソリ登ってしまおうと企んで四国に上陸した。

f:id:kuunerudasu:20160521102753j:plain

剣山のアクセスと登山口

剣山は徳島県にある百名山で、登山口は見ノ越登山口がメイン。広い無料駐車場とトイレを備えている。その他いくつか登山口や縦走路があり、縦走路として人気があるのは高知との県境にある三嶺(みうね)からの1泊2日のコースとなる。

 

剣山・見ノ越登山口へのアクセス

アクセスは自家用車もしくはバス(JR穴吹駅などから運行)。自家用車であれば、徳島側の国道192号から国道438号を南下、高知側からは国道32号を通って国道439号を東進して登山口にたどり着く。

 

バスの運行については運行日が決まっているので下記のリンク先にて要確認だ。

剣山登山口までのアクセスを教えてほしい | 徳島県

 

見ノ越登山口-剣山山頂-次郎岌コースタイム

0522 見ノ越登山口

0554 西島駅

0624 剣山山頂(登山開始から62分、ペースはやや早め)

0702 次郎岌山頂(剣山山頂から38分、ゆっくり)

0730 下山開始(休憩約30分)

0755 二度見展望所(次郎岌から25分)

0824 遊歩道の分岐(遊歩道コースへ)

0852 見ノ越登山口(登山開始から3時間32分、休憩含む)

 

山頂から次郎岌への尾根の風がものすごくてかなり時間がかかっていたが、ゆっくり歩いても5時間みておけば十分だろう。

 

愛媛・石鎚山から高知・ひろめ市場、そして徳島・剣山へ

愛媛の石鎚山をテント泊で縦走した僕は、徳島の剣山に向かおうとしていた。前日テントということは、もちろんアレだ。そう、つまりシャワーを浴びていない。これは、ニオイとかその他諸々が大変危険な状況にあることは言うまでもない。

 

というわけで、温泉に行った。写真がない。

 

ひうちの湯、日帰り入浴510円。安い。

 

ところが、である。

この温泉にはシャンプーはおろか、石鹸すら置いていない。身体を清めたければ、マイお風呂セットを持ち込んで熱心にヒゲを剃っているあの紳士に借りろと、そういうことだろうか
 
さて、温泉に浸かって疲れを癒した後は、満を持して突撃する。東京で消耗している我々サラリーマンには知る由もないが、四国において突撃するような場所はひとつしかない。
 
ひろめ市場。
高知のグルメ共がこぞって押しかける超人気スポットだ。豪雨の中をフンフン言いながらドライブすると、2時間ほどでひろめ市場に着く。

f:id:kuunerudasu:20160515221016j:plain

 

果たして中は

f:id:kuunerudasu:20160515221031j:plain

けっこうワイルドな有様である。雰囲気が台湾(行ったことない)。
聞けば、市場内のどこで買ったものでも持ち込みOK、かつ相席上等という、さながら相席屋とフードコートが合体したようなナウい空間である。
 
インド仕込みの僕もこれにはビビる。まあボッチだから、ビビったところで背中を押してくれる友はいない。
 
ところが、いつの間にか「やいろ亭」のおばちゃんを味方につけた僕は、ひろめ市場の観光客をバッサバッサとなぎ倒して美味いものをゲットしていく。
 

f:id:kuunerudasu:20160515221105j:plain

「やいろ亭」のカツオのタタキ(塩タタキ)5切1250円。ばか高いけど、ばか美味い。人生で食べたカツオで一番うまいぞ
 

f:id:kuunerudasu:20160515221055j:plain

ウツボの唐揚げ。確か500円前後(あまり覚えていない)タンパクでさっぱり。同じくやいろ亭。
 

f:id:kuunerudasu:20160515221127j:plain

「安兵衛」の餃子。約500円。これがうまい。おそるべき食感の鬼、これこそキングオブGyouzaであることは間違いない
 

f:id:kuunerudasu:20160515221116j:plain

「ねぎ蛸こすも」のたこ焼き。トロットロのフワッフワの前代未聞のたこ焼きである
 
そんな感じで美味いものを食べ尽くして満足して、ニヤニヤしながら3時間ほどドライブすると見ノ越登山口に着く。無料の大きな駐車場もトイレもある。超ありがたい。そのまま就寝。
 

見ノ越登山口から剣山の頂へ

登山開始-1360m

f:id:kuunerudasu:20160515221147j:plain

剣山は階段から始まる。登りきったところ神社があり、その右手に登山道は続く。
 

f:id:kuunerudasu:20160515221201j:plain

これまた別の神社(?)。絶好の日の出にテンションは上がるが、山三昧で疲れ切った足は全然上がらない。

 

西島駅通過-1700m

f:id:kuunerudasu:20160515221216j:plain

あ、そういえば剣山にはリフトがあるんだった。リフトを使えば標高1700mの西島駅までサクッと来ることができる。山頂は標高1955mだから、もはや目の鼻の先というか、高尾山みたいなものである。高尾山みたいな百名山。すごい
 

f:id:kuunerudasu:20160515221232j:plain

f:id:kuunerudasu:20160515221259j:plain

こんな感じで

f:id:kuunerudasu:20160515221314j:plain

f:id:kuunerudasu:20160515221426j:plain

こんな感じ。そして登山開始から1時間。

 

剣山山頂-1995m

f:id:kuunerudasu:20160515221511j:plain

f:id:kuunerudasu:20160515221454j:plain

「剣山」という名前から想像するようなゴツゴツした感じは全くない。驚くべき「剣」要素のなさ。これでもかというくらいに笹原が広がっていて、むしろフワフワしているくらい。そして、どっちを見ても山しかない。展望はとても良いのに、学のない僕にはどれが何山なのかすらちんぷんかんぷん。
 
山頂に立つと目に飛び込んでくるのは隣の峰へと笹原を抜ける尾根道だ。そしてその峰が「次郎岌(ジロウギュウ)」である。この景色を見た瞬間、僕の足はそちらへと踏み出していた。

f:id:kuunerudasu:20160515221526j:plain

f:id:kuunerudasu:20160515221647j:plain

天空の道を抜けていく。風強し
 

次郎岌山頂-1930m

f:id:kuunerudasu:20160515221712j:plain

剣山にはいくつか縦走路があって、いちばん人気のあるのが三嶺山からの縦走である。山頂で出会った老夫婦は楽しそうに「今日、初めて縦走にチャレンジする」と笑っていた。幾つになってもチャレンジする人はキラキラしている。
 
そして別れ際、餞別にあんぱんをくれた。トレイルマジックだ。僕は夫婦を見送って、そのまま朝ごはんにした。休日の朝7時に、絶景を足元に眺めながら食べるごはんは最高の贅沢だ。贅沢すぎて鼻水が垂れるレベル。

f:id:kuunerudasu:20160515221757j:plain

 

下山開始

f:id:kuunerudasu:20160515221809j:plain

本格的に鼻水が止まらなくなって、下山を開始する。小さい頃、鼻水が止まらないと言うと母親に「脳みそが溶けて流れ出してる」とよく言われたものだ。今考えるとわりと酷い
 

f:id:kuunerudasu:20160515221824j:plain

剣山の山頂まで登るのがめんどくさい。来たときと同じ道を辿るのは味がないだろうと、分岐を左に折れて二度見展望所を通っていく。
 

二度見展望所

f:id:kuunerudasu:20160515221842j:plain

 
ここからすごい水が湧いているらしい。

f:id:kuunerudasu:20160515221903j:plain

 
そのうちに遊歩道と登山道の分岐に出た。余裕を持て余している僕は、遠回りの遊歩道を抜けて行く。この遊歩道は森が楽しめて意外と良いので、時間がある人にはこちらをおすすめしたい。人もほとんどいない穏やかなトレイルが続く。

f:id:kuunerudasu:20160515221930j:plain

祖谷川の源流はここにある
 

剣山下山

f:id:kuunerudasu:20160515221938j:plain

9時前、僕は朝出発した登山口に立っていた。5時すぎに登って降りてくるのが9時前という百名山はなかなかない。そんな中、最高の景色と品格を備えた剣山は、名前からは想像もつかない柔らかい魅力を持った山だった。
 

香川で温泉×うどん、そして四国一周

f:id:kuunerudasu:20160515221952j:plain

とんでもない時間にその日の予定がすべて終わってしまったので、香川に寄って温泉に浸かり、うどんを食べることにした。
 
温泉は「たからだの里 環の湯」の露天が非常によき。露天はぬるめが最高と決まっている。うどんは香川の超有名店「長田in香の香」(長田 in 香の香 (ながた いん かのか) - 金蔵寺/うどん [食べログ])で。環の湯から30分と近い。

 
そうして美味しいものを食べて山にも登ろうとしたら、いつの間にか四国を1周していて、僕は四国を後にした。GWの渋滞の鳴門大橋にレンタカーで突っ込んで。
 

剣山(百名山18座目・徳島)総評

アクセス ★★★☆☆
難易度 ★☆☆☆☆
景色 ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆
 
アクセスも悪くなく、山頂を踏むまでのコースはとても簡単でお手軽。それでいて山頂部の景色はちょっと考えられないほど雄大で、息を飲むものがある。こんなに美味しいい山が他にあるだろうか。
 
西島駅にはキャンプ地があって、空いていて水場も確保されていた。ゆっくりとテント泊をすれば抜群のロケーションで剣山を味わい尽くすことができそうだ。次に剣山のピークを踏む時はきっと、このテン場に僕のテントが立っているだろう。
 
written by 南蒼樹(@Sight50Sky).