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くうねるだす

信州大学4回生の自然派ブロガー。 おいしいものがすき。おさけも少々。

ゴアテックスの洗濯の仕方でイーベントを手入れしたらスゴイことになった

アウトドア アウトドア-登山
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アウトドア好きな人なら誰でも知っている超優秀な防水透湿素材・ゴアテックス。

そんなゴアテックスのレインウェアの洗濯方法は調べれば山ほど出てくるのに、ぼくの愛用しているウェアの素材、eVent(イーベント)の洗濯方法は調べども調べども、ちっとも見つからなかった。

 

そこで、ゴアテックスと同じように洗濯してみたところ、防水性がエライことになりました!

「ゴアテックスは洗濯しちゃダメ」は嘘

「ゴアテックスは洗濯すると防水性が落ちる」、これはずーーーっと昔から言われてきたこと。確かに防水素材を洗濯して水攻めにしたら、防水性能が落ちてしまいそうな気がする。だが、そんなことはないのです。

 

ゴアテックスはじめ防水透湿機能のあるウェアの生地には無数の穴があいていて、その穴を水の粒よりも小さくて水蒸気よりも大きくすることで、水を防ぎ汗を逃がす性能を生み出してしている。

つまり、洗濯しないと汚れでその穴が片っ端から詰まってしまい、本来なら通るはずの水蒸気が通らなくなり、ウェアの性能の決定的な低下を招く。

 

ああヤバい、ぼくはレインウェアを全然洗濯してないじゃないか。洗濯しよう、そうしよう。そうしてぼくは登山用のレインウェアを洗濯することに決めたのです。

 

洗濯するのはイーベントを使ったwestcomb(ウェストコム)ミラージュジャケット

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今回お洗濯されるのはこちらのミラージュジャケット。

 

水をかけてみると…

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あああああ。辛うじて弾いてはいるが、ベタついて悲惨な状況である。ちなみに、表はこんな状況でも内側には全く入り込んでこないから秀逸である。

 

そしてノースフェイスのライトフーディ(ソフトシェル)

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こっちも水をかけると…

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ちょっとだけ水がべたついている。全く問題ないレベルだけど、ついでに洗濯することにした。

 

イーベントはゴアテックスと同じ洗濯方法でいいのか

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ところで、洗濯するにあたって非常に困ることがある。

ぼくのウェアはかの有名なゴアテックスではないのだ。しかも、eVent(イーベント)というなんともマイナーな素材で、扱っているアウトドアブランドも片手で数えるほどしかないのだ。ゆえに、洗濯方法が分からない。ああ困った

 

イーベントの名誉のために付け加えると、イーベントは長年無敵と言われてきたゴアテックスに匹敵する、むしろ性能はゴアテックスを格段に上回るという新素材である。

 

そこで文明の利器とインド仕込みの英語力を駆使して調べた。情報の海とかいわれる現代に、イーベントの洗濯方法についての情報はほとんど見当たらず、無い知恵を振り絞ってでた結論はこうである。

 

「イーベントもゴアテックスと同じ洗濯方法でいいや。」

 

多少のあきらめを感じるかもしれないが、素材そのものとしては両方とも延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)という素材を使っており、同様の機能を実現しているのだ。素材が同じなら大丈夫に違いない

 

防水透湿レインウェアの洗濯にはNIKWAX(ニクワックス)を使用

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洗濯が大事なのはわかった。だが、普通の洗剤で洗濯してしまっていいのだろうか。レインウェアの特殊な機能を損なわずに洗濯できるのかと言われれば不安が残る。

 

…というわけで、買い揃えた洗剤はニクワックスのTECHWASH(テックウォッシュ)とWASHIN(ウォッシュイン)。テックウォッシュは防水・透湿性を損なわずに洗濯でき、その後ウォッシュインに漬け置きすることで撥水性能を高めることができる。各1リットル2000円で合計約4000円なり。

 

ウォッシュイン(撥水剤)の方はスプレータイプもあって、使い分けはウェアの生地による。表地と裏地で違う生地が使われている2レイヤーの場合にはスプレーがイイらしい(例えば裏地が吸湿素材なのに防水にしてしまったら困る)。ミラージュジャケットは3レイヤー、ソフトフーディは1レイヤーなのでウォッシュインで問題ないと踏んだ。

 

ちなみにスプレーの方は洗濯後の濡れている状態でスプレーするようで、ムラもできやすく、極めてめんどくさそうである。

 

ニクワックス・テックウォッシュで洗濯機にかける

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手洗いする几帳面な人もいるらしいが、ニクワックスの使用法にも、ウェアの洗濯表示にも洗濯機でいいとの記載があったので甘える。洗剤の量はボトル記載に従う。

洗濯機という選択をしておきながら、生地の保護を気にしてネットにいれた。効果のほどは甚だ疑問であるが、ないよりはマシだろう。別に減るもんじゃないし

 

洗濯コースに特別な設定は必要なく、普通の洗濯ものと同じように洗える。一通り洗濯がおわってすすぎが終わり、軽く脱水。本当は脱水しないでそのまま水を軽く切って干すのがおすすめだという(イーベントの英語ページを解読)。だが、洗濯のあとには撥水加工が残っているのだ。

 

洗濯機でウォッシュイン撥水加工をし、陰干しする

再び水を張り、その中に今度は撥水剤であるウォッシュインを入れる。ボトルの記載に従って洗い・すすぎを行い、取り出して干した。生地にダメージを与えてしまうため、絞るのはNGである。

 

取り出すのが遅くて軽く脱水されてしまったが大丈夫だと信じたい

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干されるウェアたち。

 

レインウェアの防水効果が見違えるほど復活した

そして、乾いた後に水をかけてみると…

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うおおおおお!!復活してる。

さっきまでべちょっとしてたのがウソのようだ。

 

ちなみにソフトフーディはこんな感じ。

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スゲー弾く。もう水が滝みたく流れていって、生地に水滴が残らない。すげえ

 

…防水じゃないソフトシェルのほうが、ハードシェルより撥水してるじゃないか。そんなことがあっていいのか。

 

イーベントジャケットを再度ウォッシュインして撥水加工を試みる

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というわけで、乾いたミラージュジャケットをもう一回撥水加工してみることにした。

今度は洗濯機ではなく、桶に水を張ってジャケットとウォッシュイン(撥水剤)を突っ込み、ザブザブと混ぜてから30分ほどつけ置きした。10分ごとに撹拌し、水を軽く切って陰干し。

 

結果、水を…

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はじくーーーーっっ!!

写真では伝わらないが、ウェアを流れ落ちる水はまさに滝だった。復活だー!!

 

レインウェアの洗濯ビフォーアフター

これが

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こうなって

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これが

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こうなった!!!

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すげぇ。今まで洗わなかったことを大いに後悔した。そしてニクワックス、やばい。

 

まとめ

感動しすぎて本来の目的を忘れていた。

イーベント使いの希少種のみなさん、ゴアテックスと同様の洗濯で大丈夫です。そしてアウトドア派のみなさん、大事なレインウェアはこまめに洗濯してあげましょう!

 

防水透湿素材の洗濯には「ニクワックス」おすすめです!!ちなみに0.3リットルでも売っているが、かなり割高である。

 

 

撥水剤はスプレータイプも。

 

「ああ、ちょっとべたついてきたなー」って撥水性の落ちたウェアでも、サクッと洗濯するだけで滝のごとく水を弾くようになりますよ!!それではっ!

written by 南蒼樹(@Sight50Sky).