くうねるだす

信州大学4回生の自然派ブロガー。 おいしいものがすき。おさけも少々。

まだ五合目から富士登山?0合目(海抜0メートル)から登る富士山の攻略法まとめ

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五合目から山頂を目指す富士山に飽きたら、次は海から山頂を目指すsea to summitというスタイルはいかがだろうか。

 

一昨年にsea to summit、今年は海中→富士山→海中を踏破するマイナスtoマイナスを実現したので、海から富士山を登山するために役立つ情報を整理しておこうと思う。

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海から富士山へ到る登山ルートは2本、行程は2泊3日〜

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一般的に富士登山というと、4本ある登山口(吉田・富士宮・須走・御殿場)の五合目まで車でアクセスし、そこから山頂を目指す日帰り〜1泊2日の行程となる。

海から富士山を目指す場合、とれるルートは富士宮ルートもしくは御殿場ルート、行程は2泊3日〜3泊4日。

 

個人的なおすすめは、村山古道を使った2泊3日のルート(ルートファインドできる経験者向け)もしくは、ルート3776(富士市の整備するルート。ルート3776詳細はこちらを使った3泊4日のルート(初心者はこちらがベター)で、いずれも富士市・田子の浦を起点とし、最終的には富士宮ルートに合流して山頂を目指す。

 

海から富士山を目指す登山ルートについて

登山ルートは海から近いことが前提となるので、富士宮ルートか御殿場ルートを使うこといなる(他のルートを使うこともできるけど、単純に舗装路歩きが長くなるだけ)。具体的な選択肢は次の4つ。

・相模湾(小田原周辺)→御殿場→御殿場5合目→富士山山頂

・駿河湾(沼津周辺)→御殿場→御殿場5合目→富士山山頂

・駿河湾(田子の浦)→富士→ルート3776→富士宮5合目→富士山山頂

・駿河湾(田子の浦)→富士→村山古道→富士宮6合目→富士山山頂

 

海までの距離はそれぞれ御殿場から約30キロ、富士宮から約15キロ。村山古道を通る場合は標高約500mまでが舗装路歩き、その他のルートでは各五合目(標高は富士宮/御殿場でそれぞれ2300m/1400m)までが舗装路歩きとなる。

個人的には、距離・ルートの魅力という観点から、富士宮ルートをを使った2つのルートをおすすめする(御殿場-沼津はひたすらバイパス沿いを歩く感じ)

 

海から富士山に登るためのシーズンと必要な日数

登山シーズンについては、一般的に富士山の開山している7-8月がターゲットとなる。行程的に五合目付近での1泊が必要なので、山小屋の営業期間に登る必要があるためだ。

 

日程についてはメンバーにもよるが、体力がある人で2泊3日、体力に不安を感じるのであれば3泊4日を見積もった方がベター。夏の舗装路歩きはかなり体力を消耗する。

村山古道を通る2泊3日であればだいたいこんな感じ。

1日目:田子の浦スタート→富士市内→富士宮市内→村山浅間神社(野宿もしくは周辺で宿泊、詳しくは後述)

2日目:村山浅間神社→村山古道→富士宮新六合目(雲海荘泊)

3日目:雲海荘→富士宮ルート→富士山山頂→下山

 

海から富士山への古の登山道・村山古道について

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先ほどから何度か書いているが、昔は海から富士山へと通じる登山道があり、富士山の世界遺産登録を機にその登山道が復活した。それが「村山古道」であり、僕らハイカーが使うことのできるルートとなっている。

 

登山道といっても、田子の浦を起点として標高約500mの村山浅間神社までは道標の残った舗装路で、そこから先が登山道となる。年々認知され人気が出始めているルートではあるが、それでもハイカーの絶対数は少なく、不明瞭なポイントもあるため、ルートファインドができることが条件となる。

 

村山古道の詳しいルートについてはこちらの本にあるので、村山古道を辿ろうと思う方はぜひ。

村山古道を忠実に辿るとなるとルートは限定されてしまうが、村山浅間神社までは舗装路なので、そこまでは自由に行きたいルートをとればいいと、僕は思う。

 

海から富士山登山、宿泊地について

2泊3日もしくはそれ以上となると、泊まる場所を確保する必要がでてくる。海から富士山を目指す上で、宿泊地の候補となる場所を挙げていく。なお、御殿場側については未リサーチ(僕らは路上で野宿してしまった)。

 

野宿できる場所

宿泊地といっていいのか分からないが、野宿という手もある。少人数かつバイタリティのある人限定。なお、「寝られる」だけであって「寝ていい」のかは未確認。

・村山浅間神社周辺

神社の隅のほうにある建物の裏口(分かりづらいけど他に説明しようがない)には、屋根の下にツエルト2張分くらいのスペースがある。先日もそこでツエルト泊をしている人がいた。

ちなみに僕らは神社の隅のほうの木の下(地面は細かい砂利)でそのまま寝てしまった。

また、道を挟んだトイレ(かなり綺麗)の周辺にはベンチや平らなスペースがあり、仮眠をとることができそうだった▽

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キャンプ場

富士宮側で使えそうなキャンプ場は2つ。

・表富士グリーンキャンプ場

村山古道、ルート3776のどちらを通るにしてもほぼルート上にある。かなり綺麗。シャワーあり。人気があるため早めに予約する必要がある。値段は高め。

表富士グリーンキャンプ場

 

・新富士オートキャンプ場

ルートから少し距離があるが、人も少なく穴場なキャンプ場で、ギリギリでも予約できるイメージ。お風呂と洗濯機(野外に置いてある) があるので実は結構助かる。コテージ1棟1泊10000円なのでかなり良心的。

新富士オートキャンプ場

 

その他

・よもぎ湯

ルート3776の推奨宿泊地。詳しくはルート3776詳細をチェック。

 

・富獄温泉 花の湯

富士宮市街にある温泉。宿泊可能。ほぼ24時間入浴でき、オーバーナイトプランのようなものも存在するため、温泉+仮眠によいかも

富嶽温泉 花の湯

 

・村山ジャンボ

村山浅間神社のすぐ近くにある合宿施設。サークル等の大人数での利用が前提となりそう。

スポーツビレッジ村山ジャンボ

 

・富士山麓山の村

利用できる人は限られるが、利用条件さえ満たせば非常に安価に宿泊できる。また、村山古道でもルート3776でも道中にあるため非常に便利。利用申請は早めに動く必要がありそう。

静岡県立富士山麓山の村

 

海からの富士山登山で利用できる温泉・お風呂について

夏に重い荷物を背負って歩き回るのだから、風呂は必須である。これも富士宮側がメインとなるが、押さえておくべきポイント。宿泊施設として既に挙げた場所は省略 。

 

湯らぎの里

田子の浦からほど近い入浴施設。

僕がいったとき(2017.07.15)には臨時休業していたため利用する場合は事前に確認した方がよい。

スーパー銭湯 湯らぎの里

 

鷹の湯

上記「湯らぎの里」にフラれて利用した銭湯。結構広く、露天もある。

スーパー銭湯・鷹の湯

 

天母の湯

ちょっと距離はあるが、村山浅間神社から最も近い入浴施設。口コミによると、温泉ではない模様。20時(夏は21時)までのため要注意。

天母の湯

 

人参湯

御殿場駅から徒歩5分にある昔ながらの銭湯。富士登山帰りの登山客が多い。大人400円と良心的。浴槽が深い。

 

海から富士山までで食料・水を補給できるポイントについて

市街地を歩いている間は水と行動食だけ持ってできるだけ荷物を軽くするべきだが、市街地を離れて富士山麓に入り込んで行くと、食料や水を補給できるポイントが極端に少なくなる。最も山麓に近いポイントで最後の買い出しをするのが理想的だ。

 

マックスバリュ富士宮若宮店

富士宮側から浅間浅間神社に向かう際に最も近いスーパー。買い出しの量が多くなるのでコンビニより断然スーパーの方がありがたい。24時間営業のうえ、先述のコインランドリーから徒歩5分のため、通るならここを使わない手はない。村山浅間神社まで約7キロ、徒歩90分。

ちなみに、「さわやか富士鷹岡店」からも近い。最高である。

 

マックスバリュ富士宮万野原店

ちょっとルートを外れてしまうが、新富士オートキャンプ場を利用するのであれば最寄りの大型スーパーはこちらになる。24時間営業。

 

セブンイレブン御殿場滝ヶ原店

御殿場五合目にアクセスするときに、最も山側に近いコンビニ。五合目から約10キロ、徒歩で2時間。

 

山本商店

村山浅間神社の向かいにある個人商店。営業時間内にたどり着くことができれば簡単な食料が入手できる。また、店頭にある自販機は夜中や早朝にも利用できる。

 

富士山麓山の村

宿泊地として先述したが、こちらでトイレ・水・自動販売機があるので休憩に最適なポイント。おそらく富士宮側からアクセスする際の最終補給ポイント。

 

富士山までの道中で使えるコインランドリー

長旅になればなるほど、多くの着替えを持っていくだろうか。答えはNO。持って歩ける荷物の量には限界があるし、多くても3日分の着替えしか持たないのが旅の基本。道中にあるコインランドリーを有効活用しよう。

コインランドリーは無数にあるが、ルート上の便利な場所にあるものは多くない。便利な場所にあるものをピックアップしてみる。

 

富士宮のコインランドリー

富士宮若宮のマックスバリュから徒歩5分にある新しめのコインランドリー。24時まで。

ここで洗濯を放り込んで、マックスバリュで買い出しをし、洗い終わった洗濯物をピックアップして村山浅間神社に向かうのがかなりスマート。

 

御殿場のコインランドリー

御殿場駅から徒歩10分ほどのコインランドリー。こちらで洗濯物を放り込んでごはんを食べるのが良い。ただし洗濯から乾燥まで自動でやってくれる洗濯機が存在しないので、少々ロスタイムが発生する。

 

寄り道してでも食べておきたい静岡グルメ

せっかく歩くならば、現地の美味しいものを食べない手はない。アウトドアスタイルなのであまりオシャレなお店には行きづらいが、カジュアルで美味しいお店をピックアップ。

 

静岡にいったら絶対に食べたい「さわやか」

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もはやさわやかのハンバーグを食べるために静岡に行くといっても過言ではない。

富士に2店舗、御殿場に1店舗あるのでどこかのタイミングで食べておきたい。時間帯によっては数時間待ちとなるので注意が必要。夜遅めは空いている印象。

 

「魚がし鮨」の寿司もいいぞ

沼津発祥の寿司・魚がしもなかなか良い。店舗によっては回転寿司のところもあるが、基本的にはオーダーするスタイル。

さすがに北海道のめちゃウマ回転寿司とまではいかないが、かなりレベルが高い。とくに駿河湾産のネタは鮮度も高く美味しい。

 

沼津港なら「ずう」で新鮮なアジをどうぞ

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沼津港を通るのであれば、そして青物が好物であれば、ぜひとも「ずう」でアジを心ゆくまで堪能してほしい。この、アジの刺身とフライ定食がたまらなく美味しいのだ。

www.minamisouju.com

  

沼津駅近くの超人気海鮮丼「山正」も要チェック

もうひとつ、こちらはまだ僕も行けてないのだけれど(3度くらい敗退している)、沼津駅の周辺で抜群に美味いと噂のお店がこちら。かなり競争率は高いと思うが、機会があればぜひチェックして欲しい。

https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22020627/

 

まとめ

富士山を海から登るために知っておくべき現地の情報を整理してみた。衣食住でザッとこんなところだと思うが、もし質問などあればtwitterなりコメントなりメールなりにてお気軽にお問い合わせ頂きたい。

また、サクッと書いてしまったが、ここに挙げたのは正確な村山古道/ルート3776を辿るルート(海〜村山浅間神社までは舗装路だが、古道としての正しいルートが存在する)ではないため、そちらを正確に辿る場合はあまり役に立たないかもしれない。その場合はぜひとも畠操さん(村山古道を復活させた御仁)の本を手にとって頂きたい。

 

それでは、良い富士登山を!

written by 南 蒼樹